目次
1、対象者
2、対象年齢
3、相談方法
4、担当心理師
5、プログラム内容
6、相談頻度
7、相談時間
8、相談回数
9、相談期間
10、相談の流れと相談費用
各ページをご参照ください
★性暴力や性犯罪加害者の再犯防止のための認知行動療法とカウンセリング(相談):対象・子供から大人
★性暴力・性犯罪の再犯防止のための認知行動療法-対象者や相談回数、費用等-
★性暴力・性犯罪の再犯防止のための認知行動療法-お申し込みの流れや意見書作成、申込み方法-

毎日ようにテレビや新聞、ネットなどのニュースで、会社員や公務員、教諭(特に子ども・生徒を対象にしたケースが目立つ)、医療系・福祉系、その他の専門職や子供達による、痴漢、盗撮、不同意わいせつ罪、不同意性交等罪などの事件のことが、放送されたり記事として目にする状況、本人には『再犯防止のための認知行動療法(カウンセリング)』を受けていただきたいと思っております。
申込条件:再犯はしたくないという思いがある子供から大人の方で、再犯防止のための認知行動療法を希望する本人と親が希望している子供
1、対象者
①子供から大人まで
②軽度の知的発達症(知的能力障害)や境界知能の子供から大人:現在、対象はIQ60以上の方
③神経発達症の方及び、軽度の知的発達症(知的能力障害)を併存している子供から大人
5月の新規申込者(子供と大人の総数)
5月16日現在:9名
4月の新規申込者:15名
2、対象年齢
認知行動療法プログラム対象
1、小学校高学年(おおむね小学5年生から)~大人まで
認知行動療法の要素を取り入れたカウンセリング
2、小学1年生~小学4年生(おおむね小学4年生まで)
※子供の場合、小学校、中学校、高校はもちろんですが、保育園児や幼稚園児でも、子供同士や兄妹の性暴力行為があるのでご両親は注意が必要です。
3、相談方法
対面又は、オンラインでの個別相談(現在、グループセッションは行っておりません)
個別相談の理由
個々の問題(行った性犯罪の内容)の違いや、平均知能の子供から大人と軽度知的発達症(知的能力障害)・境界知能の方との違い、神経発達症や社交不安症のためにグループ内だと上手く話せない方、また家族関係や夫婦関係に問題がある場合など、様々な理由でグループセッションが合わない場合や難しい方がおられるために個別でのプログラムを行っております。
なお、性格や考え方などで個別セッションが合う方もおられれば、グループセッションが合う方もおられます。
※グループセッションをご希望の中学生~大人の方には、性障害専門医療センター(SOMEC)をご紹介させていただいております。
4、担当心理師
千田 恵吾(せんだ けいご)・公認心理師(第31101号)
20数年前より、性犯罪加害者や性的問題行動を起こしてしまっている方に、再犯防止を目的に認知行動療法を行っております。
また、日本認知療法・認知行動療法学会や研究会での発表など研究活動も行っています。
参考までに、発表した少し古いものと割と新しいものを載せました。
第14回日本認知療法学会(現:日本認知療法・認知行動療法学会):2014年9月12日(金)~14日(日)
自主企画シンポジウム:性犯罪者の再犯防止に対する認知行動療法~普及と課題~
演題:加害者へCBT(認知行動療法)を行うための3つの視点
第169回横浜認知行動療法研究会:2025年11月30日(日)
演題:1、小児性愛が疑われた境界知能(IQ78)の方へのCBT(再犯防止の認知行動療法プログラム)
5、内容
各課題の組み合わせは、年齢、知的レベル、初犯か再犯など、個々の状態に合わせて行っております。
各課題の中に学んでいただきたい数種類の項目が入っています。
★性の正しい知識を学ぶ(中学生以上の子供や軽度の知的発達症(知的能力障害)の方には、しっかりと学んで理解していただきます)
例、男女の身体の性的な仕組みと生理学、思春期の変化、プライベートゾーンや良いマスターベーションと悪いマスターベーション、性感染症、性的関係のルール、違法な性行動、健全な男女関係の特徴の教育などの学習を行います。
★コミュニケーションスキルを学ぶ
例、人間関係の持ち方、会話の方法、基礎的な社会スキルからより高度な社会スキルの学習、自分の気持ちを把握して表現する方法、私的な場所と公的な場所の違いによる振る舞い方の違い、相手の気持ちの理解と理解する方法などについて学びます。
★認知の歪みを修正する(重要課題)
問題である認知の歪みや問題となる考え方や行動の癖また、自分のいいように解釈する癖などに対して、行動技法と認知技法を用いて修正を行ってまいります。
★リラプスプリベイション:『再犯防止』という意味です。(重要課題)
(『認知の歪みを修正する』同様に、とても重要なのでしっかりとトレーニングいたします)
1、再び犯罪を犯さないために危険な状況を知る。
2、危険な状況になってしまった時の対処方法を学び使えるようになる。
★アクセプタンス &コミットメント・セラピー(ACT<アクトと読みます>):『心理的柔軟性』を生み出すことで「心の健康」を維持・回復させる方法です。
★被害者の気持ちを理解する(重要課題)
被害体験のトラウマがその後の人生に及ぼす影響の理解、性的虐待行為が犠牲者や家族に及ぼす有害な結果の理解、性的被害者に対して適切に共感を表現する能力などについて学んだりしていきます。
★グッドライブズモデル:トニー・ウォード氏らが提唱した犯罪処遇モデル(重要課題)
よいところや得意なことを見つけそれを伸ばしていこうという考え方である。
境界知能の方(IQ70~85未満)と軽度知的発達症の方(IQ70前後)が対象
希望者には、上記の項目に『認知強化機能トレーニング(コグトレなど)※1』を加えた90分間のプログラムも行っております。
認知の歪みや間違った知識などの修正に加えて、感情コントロールや物事の善し悪しの判断などができるように、認知強化機能トレーニングを同時に行うプログラムです。
子供から大人までを対象にしております。
※性暴力・性加害者の再犯防止のための認知行動療法は基本は毎回50分間です。
※1コグトレ(Neuro-Cognitive Enhancement Training:N-COGET)とは、認知機能の強化を目的としたトレーニングのことをいいます。
認知機能強化トレーニングについては、以下のページをご参照ください。
境界知能の子供の認知機能強化トレーニング(コグトレなど)の説明と受付
大人の場合:境界知能の相談とトレーニング
6、相談頻度
1週間~2週間に1回ペース(基本)
※10回から20回前後で終了後は、相談の間隔を月に1回、2カ月に1回、3カ月に1回と徐々に延ばしながらセルフコントロール力をつけていただく。
7、相談時間
50分間、希望によっては90分間
フォローアップ相談期間は、30分間又は50分間
8、相談回数
ベースの相談:5回から20回前後(個人差あり)
フォローアップ相談:1カ月に1回~6か月に1回を6か月~5年以上(個人差あり)
※初犯か再犯かや性依存度の状態、性に対する認知の歪み、知的能力レベル、その他、様々な個人の状態によって相談回数は変わってきます。
ベースの相談は、10回から20回前後で終了するように作成をいたしております。
その後、フォローアップ相談を行います。相談の間隔を月に1回、2カ月に1回、3カ月に1回と徐々に延ばしながらセルフコントロール力をつけていただく。
※子供でも大人でも犯罪行為が本当にはじめてだったり、まだ数回しか行っていない場合には、5回から10回程度で終了する場合もございます。
※刑事施設で高密度及び中密度の性犯罪再犯防止プログラムを受けられた方などは、10回前後までは1週~2週に1回ペースで行います。その後は、フォローアップ相談を行います。
9、相談期間
3か月~約3年間(5年間以上必要なケースもあります)
※期間については依存状態や認知の歪みの硬さ、理解度、知的能力レベルなどで変わってきます。
また、2年間とか3年間というのは、フォローアップ期間も含まれたものです。
10、相談の流れと相談費用
初回相談:問題の把握や現状などをお伺いすることと、今後相談を行っていくかを決定することがテーマとなります。
相談費用:50分間・8,800円/90分を希望の場合は15,840円
意見書をご希望の場合
心理検査アセスメント面接(1回・50分間:1回~2回)を含め最低4回の相談が必要となります。
意見書作成費用:44,000円
確認
詳しいお申し込みの流れから申込み方法と、費用や支払方法などは以下のページで説明しております。
性暴力・性犯罪の再犯防止のための認知行動療法-お申し込みの流れや意見書作成、申込み方法-
参考文献
1、高橋三郎・大野裕監訳『DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル』医学書院 2014/6/30
2、SPLRITS:リカバリーのための性犯罪治療マニュアル 著者・安藤久美子、中澤佳奈子、佐藤道子 星和書店 2024/5/15
3、SPLRITSワークブック 著者・安藤久美子、中澤佳奈子、佐藤道子 星和書店 2024/5/15
4、平成27年版 犯罪白書~性犯罪者の実態と再犯防止~
