目次
1、コグトレとは
2、横浜認知行動療法研究会でも話題になっています。
3、リスタが行っている認知機能強化トレーニング


コグトレとは

コグトレ(Neuro-Cognitive Enhancement Training:N-COGET)とは、脳の認知機能の強化を目的としたトレーニングのことをいいます。

認知機能とは、下記の図に示しているように、記憶、言語理解、注意、知覚、推論・判断といったいくつかの要素が含まれている知的機能を指します。



主に以下の子供たちを対象にトレーニングを行っております。
境界知能でお困りの小学4年生~高校生
ADHDの実行機能トレーニングの一つとして、小学4年生~高校生
●IQが80代(平均も含む)で成績が伸びないで困っている小学4年生~高校生

今後は境界知能で5歳~小学3年生の募集も行う予定です。



それぞれの機能をわかりやすく図の下段に書きました。

覚える-記憶と言語理解
記憶には視覚や聴覚と言って感覚器官から入った情報をは臆する短期記憶と長期記憶がありますが、ここでは視覚・聴覚性の短期記憶【視覚性の単純短期記憶、視空間ワーキングメモリ、聴覚(言語性)ワーキングメモリ】と文章理解(文章理解力)を目的としたトレーニングを行います。


数える-注意
記号等の数を素早く数えたり、計算をすることで、注意力、集中力、処理速度の向上を目的としたトレーニングを行います。


写す-知覚
視覚認知の基礎力のトレーニングで、提示された図形の模写を中心に形の把握を主にしたトレーニングを行います。


見つける-知覚
形の恒常性トレーニングと複数の視覚情報の中から共通点・相違点を見つけるトレーニングを行います。


想像する-推論・判断
提示された視覚情報から結果を想像します。関係性の理解、論理的思考、時間概念を目的にトレーニングを行います。また、どうすればうまくいく・できるかといった方略も必要になるので、実行機能の強化のトレーニングの一つとしても利用できます。


トレーニングでは、『覚える』『数える』『写す』『見つける』『想像する』それぞれの機能強化を、たくさんの種類のプリントから個人の現状の能力に合ったものを用いて行います。


コグトレ(認知機能強化トレーニング)はスポーツの基礎トレーニングに似ています。
カウンセラー(千田の紹介)のところで、自己紹介を書かせていただいておりますが、私自身、心理師になる前の若かりし頃は、テニスのプロコーチで選手やジュニアに、テニス指導とテニスの能力アップに必要なフィジカル(身体)・トレーニングを行っておりました。
さて、フィジカル・トレーニングでは、『体感の安定を含んだ筋トレ』、『瞬発力』、『敏捷性』、『平衡感覚』、『柔軟性』、『動体視力』、『視覚と手の協調』、その他にも様々基礎の運動能力を向上するためのトレーニングを行います。
これはテニスだけでなく、野球、サッカー、バスケット、器械体操、陸上競技の各種目、その他のスポーツアスリートたちも行っていることです。


それぞれのスポーツでは、技術指導を受けることで上達をするわけですが、上達のスビートが個々で違ったりします。それは、基礎的な運動能力の違いによって大きく変わってきます。なので、基礎となるフィジカル・トレーニングが必要になるわけです。


コグトレも同じ

算数・数学、国語、理科、社会、体育などの教科学習が、野球やサッカー、テニス、バスケットなどの競技の技術練習だとしたら、コグトレが行う認知機能強化トレーニングは、スポーツの基礎の運動能力向上のためのトレーニングと同じであるということです。
また、コグトレの認知機能強化トレーニングには、それ以外にも『運動能力や協調運動のトレーニング』と『感情コントロールや対人関係マナーなど社会性などの基礎トレーニング』がございます。



次に、お母さんやお父さんから必ずと言っていいほどある質問なので書かせていただきます。
質問:コグトレをすれば算数など各教科の成績(テストでの点数)がよくなりますか。


答え:『はい』であり『いいえ』


理由:握力が一桁の数字の人が、30ぐらいまで基礎トレーニングで強くなったとして、テニスやゴルフがうまくなりますか。と言っているのと同じ質問だということです。
握力が弱い時には、テニスではボールが当たってもうまく弾き返せなかったり、ゴルフだとクラブを振った瞬間にすっぽ抜けたりする場合もあるが、テニスもゴルフもきちんとコーチングと効果的な技術指導法のトレーニングを数年単位で受けたプロコーチに習えば、このような状態でもある程度まではできるようになります。


また、正しい技術指導ができるコーチの指導が受けられるとして、基礎トレーニングで握力が強くなったのであれば、テニスもゴルフも飛躍的に上達すると思います。(実際は握力だけではないですが)
ただし、正しい技術指導を受けられる環境(例えば、コーチのレベルが低いなど)になければ、握力が強くなってもテニスもゴルフも上達するとは思えません。単に握力が強くなっただけということになってしまいます。


コグトレも同じです。
コグトレによってさまざまな認知機能を強化しながら、例えば、個人個人のレベルに合った算数の指導を受けられるのであれば、成績はアップすると考えます。ただし、学校での教育とはそういうものですが、基本的に集団指導で個々のレベルに合わせての指導も多少は受けられる程度である。なので、飛躍的とは言えないであろうが徐々に良くよくなっていくとは思います。
コグトレと同時に塾や家庭教師など教科学習の指導を受ける方法もお考えになってもらえればと思います。


横浜認知療法研究会でも話題になっています。

『困っている子供から大人に対して、現地点で有効な『認知機能強化トレーニング』の実施方法や、より有効なトレーニングの開発・研究を行う必要性などを検討』
私(千田)が主管している横浜認知行動療法研究会(今年で20年目・メンバー82名)のメンバーで、教諭やスクールカウンセラー、大学教授、医師、公認心理師など教育と医療、心理の専門職で境界知能のことが話題になることが度々あります。そこでは、子供にしても大人にしても脳(認知機能強化)のトレーニングをどのようにすればいいのかという話題が中心です。
例えば、コグトレ(認知機能強化トレーニング)や前頭葉・実行機能プログラム(FEP)など。


前頭葉・実行機能プログラム(FEP)は、主に統合失調症の認知機能改善療法(CRT)の1つとして開発されました。しかし現在は、境界知能をはじめ、神経発達症(ADHDやASD)、学習障害、気分障害、衝動制御障害、犯罪者など、認知機能の問題で困られている方の認知機能改善トレーニングとしても使用されています。
おおむね15歳以上75歳以下の方が対象



認知機能強化トレーニング以外に重要なことは、(子供に対して、極力否定形の言葉を使わない)

どうしても叱られることが多くなるために、自己肯定感や自尊心が育たない。(健康に育つうえで一番重要であろうと考えております)
この対処としては、お父さん・お母さんに対して神経発達症同様に『ペアレントトレーニング』などを学ばれるのがいいのではないかと考えております。


●大切な人(親や教諭等の大人)に対して、本当のことを言えなくなっている。
例えば、授業がわからないと言うと叱られたりするために、本当はわかっていなかったりできないでいることを、親や教師に伝えないために理解できないまま進んでしまっていることが多くあります。
このことは、トレーニングに来られているほとんどの小学生や中学生が言っていることですが「小学校に入学以降、授業での先生の説明が半分以上理解できないでいたが先生にもお母さん・お父さんにも言えないでいた」
(これは境界知能の子供にとって、先生の説明スピードが速いことと一回の説明量が多いために起こってしまうことです)


境界知能以外にも、子供から大人の境界知能との併存症のASDやADHD、うつ病や不安症、強迫症、人格障害などの二次障害の問題、子供の発達に影響を及ぼす重要な環境因子として、親子関係や夫婦関係、親の心理状態や神経発達症などの話題についても頻繁にディスカッションをしております。


横浜認知行動療法研究会
メンバーは医師や公認心理師、小・中・高の教諭、大学教授・講師、看護師、作業療法士、その他、医療、心理、教育、福祉の専門職とその大学院生で構成されております。


前回の第156回横浜認知行動療法研究会(2023年3月31日)の内容
参加者:公認心理師・精神保健福祉士・シニア産業カウンセラー
内 容:境界知能の中学生に対する個別認知機能強化トレーニング(コグトレ)の指導の工夫


リスタが行っている認知機能強化トレーニング



公認心理師である千田が、境界知能の子供やADHDの実行機能トレーニングの一つとしてまた、成績が伸びないでいるでお困りの小学4年生~高校生を対象に『個別指導(マンツーマン)』でコグトレを行っております。
個人の特性(個々で得意・不得意が違う)や脳力(IQの差、70前半と80前半では全く違うなど)などに個人差があるために個別指導で行っております。

トレーニング希望者には、無料の説明・相談を行っております。

個別指導(マンツーマン)個々の脳力(認知機能)に合わせたプログラムでの指導を行っているため1対1とさせていただいております。

対 象:(コーチングの要素も取り入れて行っております)
●境界知能でお困りの小学4年生~高校
ADHDの実行機能トレーニングの一つとして、小学4年生~高校
IQが80代(平均も含む)で成績が伸びないで困っている小学4年生~高校生

今後は境界知能で5歳~小学3年生の募集も行う予定です。

二次障害や併存疾患で困られている方
境界知能の子どもは「何となくいつもうまくいかない」というストレスが日々積み重なり、うつ病(抑うつ状態)、パニック障害等の不安障害、その他の精神疾患、また、対人関係問題や非行、不登校などの問題行動が起きる場合がございます。これを二次障害と呼んでおります。
次に、併存疾患は、自閉スペクトラム(ASD)や注意欠如・多動症(ADHD)などの神経発達症ございます。
これらの問題で困られている方は、まずは二次障害や併存疾患によって困っている問題の解決を優先いたします。

当ルームでは認知行動療法や家族療法を用いて行っております。



目 的:
認知機能強化:記憶、言語理解、注意、知覚、推論・判断のトレーニング
記憶と言語理解覚える-視覚・聴覚の短期記憶、文章理解
注意数える-注意力、集中力、処理速度
知覚写すと見つける-視覚認知の基礎力(模写、形の把握)、視覚認知の応用力(形の恒常性)
推論・判断想像する-方略、論理的思考、関係性理解、時間概念



指 導:週に1回50分の千田による個別指導と日々のホームワーク課題を行っていただく。
トレーニングは毎日行うことが脳にとって重要なために、ホームワークは、毎日20分~40分程度行う課題を設定します。



場 所カウンセリングルーム内で行っております。


時 間:週に1回50分(曜日と時間は固定、なお、開始時間については申込時に相談で決めさせていただきます)
平日(目安の時間):

①午後3時30分~4時20分 
②午後4時30分~5時20分 
③午後5時30分~6時20分
火曜日は定休日
下記のスケジュールにはございませんが、土曜日の午前9時30分~と午前11時~もお申込みいただけます。


表の見方
すでに申し込みのあるところは『✖印』となっております。『〇印』のところが申し込み可能です。

5月20日現在:

午後3時30分~4時20分××
午後4時30分~5時20分××
午後5時30分~6時20分×

定 員:現在、各曜日2名までとさせていただいております。<金曜日は定員となっております>
1週間(土曜日を含める)で10名となります。
3枠表示しておりますが、2名になりましたらその曜日の受付は終了となります。
定員の場合は、終了者が出た曜日と時間に募集いたします。



回 数:ワンクール24回(約6か月間)
希望者は2クール、3クールと順に行ってまいります。



 用:184,800円(税込)
支払方法:一括払い又は6回分割(4回分(約一か月):30,800円)
通常の1回の相談費用8,800円(税込)を、24回受講していただく必要があるので7,700円(税込)とさせていただいております。


お得な情報:調べてみる価値があります。
お父さんやお母さんの勤められている会社や自治体、健康保険組合、また、家族が加入している生命保険会社等が契約しているEAP会社を利用すると、本人及びその家族は3回~20回のカウンセリングが無料で受けることができます。
無料で受けられる回数は、所属先(会社や健康保険組合等)とEAP会社の契約内容によって異なります。


当ルームのコグトレ費用も適応できます。
例えば、EAP会社との契約で5回分を無料で使用できる場合
184,800円-38,500円=146,300円
184,800円(税込)⇒
146,300円(税込)
一括払い:146,300円(税込)となります。
6回分割の場合:初月が26,300円(税込)、残り5カ月24,000円(税込)
詳しくは、
『相談費用』のページをご確認ください。



テスト費用:33,000円(税込) <現在は希望者のみとしております>
申込時に行っていただく、WISC-Ⅴやその他検査費用

1年以内にWISC-Ⅴやその他の知能検査を行っている方は、テスト結果をお持ちください。その場合は当ルームでのテストが必要ない場合もあります。(テスト費用はいただかない)



費用及びテスト費用については、カードでのお支払いも承っております。



無料説明・相談をご希望の方へ
無料説明・相談をご希望の方は、以下の申込方法の必須記載項目をお申込みアドレスよりお送りください。
なお、タイトルに『無料説明・相談希望』とお書き添えください。



申込方法:
まずはメールにてお問い合わせください。
なお、下記の記載項目をお書きの上お送りください。
後ほどこちらより返信メールをお送りさせていただきます。


必須記載項目
タイトル:コグトレ希望
1、氏名(ふりがな)/親と子(本人)
2、年齢(生年月日)/親と子(本人)
3、電話番号とメールアドレス
4、希望日時:必ず第3希望までお送りください。(オンラインの場合は土曜日も可能)
5、解決したい問題(簡単に



お申込みアドレス
コグトレの問い合わせ


中学生~大人の自閉スペクトラム症(ASD)の認知行動療法

中学生~大人の注意欠如・多動症(ADHD)の認知行動療法とコーチング

境界知能の相談




参考文献:
「ケーキの切れない非行少年たち」著者:宮口幸治 新潮社 2019/07/13
高橋三郎・大野裕監訳『DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル』 医学書院 2014/6/30
コグトレ みる・きく・想像するための認知機能強化トレーニング 著者:宮口幸治 三輪書店 2015/03/10


参考:一般社団法人日本COG-TR学会「認知機能強化トレーニング(COGET)