女性オルガズム障害

DSM-Ⅳ(302.73)より一部抜粋

A.正常な性的興奮相に続くオルガズムの遅延または欠如が、反復的または持続的に存在、オルガズムを引き起こす刺激の種類または強さは、女性によって大きく異なっている。

B.その障害によって著しい苦痛が生じ、または対人関係が困難になっている。

C.そのオルガズム機能不全が(他の性機能不全を除く)他の第Ⅰ軸障害ではうまく説明されないし、物質(例:乱用薬物、投薬)または他の一般身体疾患の直接的な生理学的作用のみによるものでもない。

女性オルガズム障害は、特定の性格の傾向や精神病理とは関係がなく、オルガズムの能力は、膣の大きさや骨盤筋の強さとも関係がありません。
また、女性のオルガズムの能力は加齢とともに増進していくものです。
ただ、相談に来られる方というのは、マスターペションの経験もなく、「このままではつまらない」というお考えの方がこられたりします。

男性オルガズム障害

DSM-Ⅳ(302.74)より一部抜粋

A.性活動中の正常な性的興奮相に続くオルガズムの遅延または欠如が、反復的または持続的に存在している。

B.その障害によって著しい苦痛が生じ、または対人関係が困難になっている。

C.そのオルガズム機能不全が(他の性機能不全を除く)他の第Ⅰ軸障害ではうまく説明されないし、物質(例:乱用薬物、投薬)または他の一般身体疾患の直接的な生理学的作用のみによるものでもない。

男性オルガズム障害で多いのは、伴侶の手や口唇による刺激では、射精できるが、性交ではオル
ガズムに達することが出来ない。
そのほかには、とても長い時間で強い刺激の後に続く性交であれば、オルガズムに達する人や、
マスターベーションでしか射精できない人等の人がいます。

早漏

DSM-Ⅳ(302.75)より一部抜粋

A.挿入前、挿入時あるいは挿入直後に、本人が望む以前に、ごくわずかな刺激で射精が起こることが持続、または反復する。

B.その障害によって著しい苦痛が生じ、または対人関係が困難になっている。

C.早漏は、物質(例:アヘン類からの離脱)の直接的な作用のみによるものでもない。

若い男性に多いが、経験を積んだり、年齢が高くなるにしたがってオルガズムを遅らせることを体得していくものである。
とはいっても、早い射精が続くようであれば、相談をしてみるのも一つです。
また、早漏であったが、付き合いが長い相手とは問題がなかったのに、新しい相手になると早漏が再発する場合や、アルコールによってオルガズムを遅らせていたのが、アルコールをやめたことで、早漏になってしまう人もいます。
それ以外には、今まで問題がなかったのだか、新しい相手に対する不安や、性的活動の頻度が減少したことで、早漏になったりする方もおられます。

『性問題の理解のために』のページもご参考にお読みください。
セックスレスの状態や問題について、認知行動モデルという方法で説明をしております。